こんにちは♪
大阪市にあるポンポンはじけるパン教室FUKURAの金谷利香です^^
昨日は、「食パンの1斤とは?」についてお話しました♪
その続きとして、今日はパン作りTipsをみなさんにお届けしようと思います。
FUKURAのレッスンでは、食パンレッスンのバリエーションがすごくたくさんあるのですね。
パンドミ(山食パン)、生食パン、湯種食パン、あん食パン、ショコラデニッシュ食パン、マーブル食パンなどなど。
教室では、すべての食パンで同じ食パン1斤型を使用しています♪
生徒さんである小麦好子さん(こむぎすきこさん)は、すでにおうちに食パン1斤型を持っていました。
教室で使っているのと同じサイズの1斤型だと思っていましたが、実際にサイズを見てみると教室で使っている型よりひとまわり大きいことに気づきました。
どうにかして、この今持っている型で教室で作った食パンと同じように焼きたい!
教室で作ったあの角食パンをきれいに再現したい♪
と思ったときに役立つのが、「型比容積」なのです♡
では、「型比容積」について、お話していきましょう。
型比容積とは、型に対してどれぐらいの生地を使うかを表した数字です。
例えば、型比容積が「4」だったら、型の1/4生地を使う。
型比容積が「3」だったら、型の1/3生地を使う。
このような感じ^^
型比容積が大きくなればなるほど、生地量が少なくなり、型比容積が小さくなればなるほど、生地量が多くなる。ということになります。
もし、小麦好子さんが持っている教室の型よりひとまわり大きい手持ちの型で、教室のレシピのまま角食パンを作ると、「フタまで生地が届かない。」状態になってしまいます。
角食パンのこの失敗。上だけ焼き色がつかなくて、めっちゃ悲しい焼き上がりになるんです;_;
これ体験したことある人多いはず。
めっちゃショックなんです。
逆に、レシピの型のほうが大きくて、手持ちの型が小さかった場合は、「閉めているフタから生地が溢れ出てえらいこっちゃ!」になってしまうんです。
角食パンのこの失敗。フタがあかなくなってめっちゃ大変なんです;_;
これも体験したことある人多いはず。
ひどい時は、フタがあかなくて、型まるごと捨ててしまいたくなるときもあります。笑
こういう失敗を防ぐため、きちんと型に合わせたレシピの数値を出す計算式に使うのが「型比容積」です。
食パンの型比容積は、「3.3~4.2(角食パン3.8~4ぐらい・山食パン3.5~3.7ぐらい)」が目安と言われています。
あくまでも目安ね^^
では、早速手持ちの型に適量の粉量を計算する方法をご紹介します♪
【1】◆型比容積を計算する
レシピの型の容積÷レシピの生地量=型比容積
※レシピの生地量は、レシピの材料の総重量♪
【2】◆手持ちの型の容積を割り出す
型の容積の割り出し方は、購入先の商品詳細に記載されていることもありますし、計算式から計算することもできます^^
でも、購入先にも書いていなかったし、どこで買ったかそもそも覚えていない。
計算も苦手~。という人は、「型にビニール袋を入れてお水をギリギリまで入れて重さをはかりましょう♪」
それで容積が簡単に割り出せます^^
水の量が多いので、2~3回に分けてはかるのがおすすめです。
【3】◆レシピの合計ベーカーズパーセントを出す
※ベーカーズパーセントについては、「ベーカーズパーセントを徹底解説」の記事をご覧くださいね♪
例:山食パン
強力粉 100%
イースト 2%
砂糖 10%
塩 2%
水 67%
バター 12%
合計ベーカーズパーセント:193%
【4】◆あとは計算するだけ♪
小麦好子さんの型の水の量(1650g)÷ 山食パンの比容積3.3=500g(←これが好子さんの型の総生地量)
500g÷193%=259g (←これが好子さんの型の粉量)
粉の量がわかれば、イーストや砂糖などの量も計算できますね。
例)
小麦好子さんの型の粉量259g×砂糖10%=25.9g(山食パンの砂糖の量)
…
今回の例は山食パンverでしたが、小麦好子さんが作りたかった角食パンも同じように計算すれば、手持ちの型にぴったりのきれいなレシピがすぐにわかりますね。
よかったよかった^^
本日の型比容積♪いかがでしたか?
ぜひ、型比容積マスターしてみてくださいね。
きっと役に立つ日がくるはずです♡
ではまた明日~♪
FUKURAのLINE公式アカウントでは、最新情報やお役立ち情報、レッスンご予約受付開始のご案内、パンと発酵菓子の先生講座letterやWeb集客講座、イベントの先行募集の配信をおこなっております♪
\\ ぜひ、お友達追加してくださいね♪ //