FUKURAの季節の対面レッスンでは、毎月必ず新規の生徒さんが来てくださいます^^

はじめてFUKURAのパン教室にご参加くださるパン作り初心者の生徒さんは

おうちでレシピ本やYou Tubeを見ながら独学でパン作りをされていた方がとても多いです。

最近は、パンの作り方をとっても親切にご紹介してくれる動画やレシピがたくさんありますね。

ですが、何かしらのハテナやお悩み事があって、パン教室にご参加してくださることがほとんど^^

今日のテーマは「パン作り初心者さんがいつも驚くポイント」のおはなしです。

小麦粉比較

こんにちは♪

パン教室FUKURAの金谷利香です。

パン教室をはじめたい方やパン作りを基礎から学びたい方を「パン作り×web集客×デザイン」の3つの方向から応援しております。

パン教室FUKURAの金谷利香です^^

はじめましての生徒さんがFUKURAのレッスンを受けてくださったときに、いつも同じ箇所で驚かれるポイントがあることに気付きました♪

それは、仕込み水が”ぬるま湯”ではないということ!

「ええ!!ぬるま湯じゃないんですか?!」

とおしゃられることがよくあります^^

8月のレッスンでは、仕込み水は冷たい水を使います^^

ほとんどのレシピ本では、パン作りの仕込み水は「ぬるま湯」や「35度程度の水」を使いましょう。と記載されていることがとっても多いです。

けれども、季節によっては「ぬるま湯」や「35度の水」を使ったことが、パン作り失敗の原因になることよくあるのですね。

ざっくりとした仕込み水の温度が原因で、季節によっては過発酵になっておいしくないパンになってしまう場合があるのです。

グルテンフリー米粉パンの試作中(今年の初焼き)

仕込み水は季節によって変わります^^

夏は何度、冬は何度、と言った正確な数字があればいいのですが

仕込み水にはバシッと決まった温度はないのです。

ですが、「こねあがった生地が25度~28度になるように仕込み水を調整する」という目的地のゴールはちゃんとあります♪

なので、こねあげ温度が25度~28度になるように、季節によって仕込み水の温度を変えることで、パンは年中安定して作ることができるんですね。

パン生地の温度を計りましょう

今は、8月の真夏です。

エアコンを入れていないときの教室の気温は36度超えの日もあります。(レッスンのときは25度に調整しています。)

手ごねで作るか、ホームベーカリーで作るかでも仕込み水の温度は変わりますね。

ホームベーカリーで生地をこねている

教室のレッスンでは、手ごねは仕込み水19度前後。

ホームベーカリーやパンこね機を使う場合は、こねる量にもよりますが、だいたい12度前後まで冷やしています。

蓮根のやわらかピゼッタ(パンと発酵菓子の先生講座:お出かけピクニックの会)

こねあげ温度が25度~28度にヒットすると、ほとんどのパンは失敗なくおいしく作ることができるようになるんですね。

はじめのうちは、温度調整が難しく感じるかもしれませんが2回作ると2回目は絶対にコツが掴めるようになって上手になっていますよ♪

2回連続で作ることで、仕込み水の温度が自分の感覚でわかるようになります♥

その流れをご紹介しますね。

  1. 1回目の仕込み水は、だいたいの目安を付けて一度作ってみる。
  2. こねあがった生地の温度をはかってメモする。(仕込み水の温度と気温もメモする。)
  3. 生地温が28度より高かったら、次は少し仕込み水の温度を下げてみる。
    生地温が25度より低かったら、次は仕込み水の温度を上げてみる。
  4. 2回目を数日中に作ってみる。
  5. こねあげ温度をはかってメモする。(1回目よりもよくなっているはず♪)
  6. レシピに日付とメモを残しておく。
    来年の同じ季節にそのメモがとても役に立つ^^

年中ゆる~くでもパン作りを続けていると、季節の移り変わりと仕込水の温度変化がよくわかります♪

1年後は、きっとパン作り上手になっているはずです♥

ハーブ香るポテトフォカッチャ焼き立て

ぜひ、おうちパン作りのご参考にしてみてくださいね。

夏の過発酵対策のブログもありますので、よかったらぜひこちらも読んでみてくださいね。

暑い季節の過発酵対策のコツ♪