みなさんはライ麦粉をパン作りで使うことはありますか?
FUKURAのレッスンでは、ライ麦粉を使うメニューは、ほどよくあります^^
来月レッスンの北欧フィンランドのパン「カレリアンピーラッカ」は、ザ・ライ麦パンです♥
今日はライ麦の「グルテン」について学んでみましょう♪
こんにちは♪
パン教室FUKURAの金谷利香です。
パン教室をはじめたい方やパン作りを基礎から学びたい方を「パン作り×web集客×デザイン」の3つの方向から応援しております。
ライ麦といえば、「ドイツパン」というイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います^^
なんとなーく、重たくずっしりしていて、中がギュッと詰まっている個性的なパン。
お好きな人も、ちょっと苦手な方もいらっしゃる気がします。
実際は、とっても食べやすいライ麦パンもたくさんあるのですが、一般的にはこんな印象なのかと思います♪
さて、ライ麦パンが全体的にずっしりしているイメージ。
理由は「ライ麦」は小麦のようにグルテンを形成することができないからなのです。
グルテンは「グルテニンとグリアジン」という2つの成分に水が加わるとできるのですね^^
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それが、いつものグルテンの膜になるのです。
けれども、ライ麦には「グルテニン」がなく、「グリアジン」に似た成分「セカリン」だけが含まれているのですね。
なので、小麦のようにがっつり「グルテン」を形成することができないのですね。
だから、ライ麦パンといえば、ずっしり重たい焼き上がりになるのです。
特にライ麦の配合が多ければ多いほど、重たくなっていきます^^
じゃあ、「ライ麦100%のパンはグルテンフリーなの?」と思ってしまいがちなのですが、実はそうではないのです!
グリアジンに似た成分セカリンが含まれていることから、微量ではあるのですが「ライ麦でもグルテンは存在する」そうなのです。
不思議なのですが、グルテンフリーではないのですね。
グルテンアレルギーの方は気をつけましょうね。
小麦に比べると本当にごくわずかなグルテンなので、アレルギーじゃない方にはライ麦は胃腸への負担が少なくなるのでとても良いですね。
実は、ライ麦は血糖値が急激に上がりにくい低GIでもあるので、ぜひおうちパン作りにも気軽に「ライ麦」を取り入れていただけたらなと思います^^
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