先日、晩ごはんを食べていると一通のメールがスマホに届きました。

待ち受け画面に表示されたポップアップ通知には、差出人「ゴム頭ポン太郎」。

ゴム頭ポン太郎!!!

えっ!何!!誰!?笑

今日は、差出人「ポン太郎さま」の”ホームベーカリーで焼いたパンのお悩み解決”のおはなしをいたしますね^^

ホームベーカリーの蓋はあけてこねると過発酵対策になる(しめてこねると生地の温度が上昇する)

こんにちは♪

パン教室FUKURAの金谷利香です。

パン教室をはじめたい方やパン作りを基礎から学びたい方を「パン作り×web集客×デザイン」の3つの方向から応援しております。

パン教室FUKURAの金谷利香です^^

ビックリです!

こんなギャグみたいなお名前でのお問い合わせ、パン教室をやって以来はじめて。笑

お腹が痛くなるぐらい笑い転げました♪

ちょっとヘトヘトだったのですが、一気に疲れが吹き飛びました!

スマホに4行ほど表示されたポップアップの内容を見る限り、迷惑メールではなさそうなので、ちゃんと読んでみると。

至って真面目なご質問!

差出人のお名前からのギャップがすごい^^

お返事の前に「ゴム頭ポン太郎」という有名人がいるかも知れないと思って、検索してみたんですね。

すると、出てきました!

かわいらしい絵本が♪♪

ゴムあたまポン太郎(第4回日本絵本賞)長新太作

長新太さん作の「ゴムあたまポンたろう」という絵本の名前だったのですね。

第4回日本絵本賞にも選ばれていました。

あまりにも笑い転げて楽しい時間を過ごさせていただいた「ゴムあたまポンたろう」が気になってしまい、絵本をポチッと購入してしまいましたよ。笑

教室の絵本コーナーに置いていますので、ぜひ生徒のみなさんは読んでみてください^^

パン教室FUKURAの絵本コーナーに仲間入り「ゴムあたまポン太郎」

さて、ポン太郎さまにブログに書くことをご了承いただいたので、ざっくりですがお問い合わせいただいた内容をご紹介しますね^^

いろいろ検索をしていると、象印のホームベーカリーが先生と同じだったので、メールさせていただきました。

随分前に購入したホームベーカリーをまた使い始めました。

味はすごくおいしくて感動しているんですが、象印公式のメニューで作ると、どうしても頭が少し凹みます。

こんなものなのか?それともレシピを変えれば、もう少し改善できるのか?

いくつかレシピを買えたり

バターや水の温度等

ネットに出ていた数少ない象印のレシピを試したんですが。。。

もしご回答いただければ幸いです

添付されていたお写真は、ホームベーカリーで焼成までした焼き色が薄めの食パンが写っていました。

ポン太郎さまから送られてきたホームベーカリーで焼いたパンの写真

おいしそうですが、改善できそうなところはありそうです^^

私は、ポン太郎さまと同じ象印のホームベーカリーを教室でも使っているのですが、実は焼き上げまでホームベーカリーでおまかせで作ったのは過去1度しかないのです!

私のホームベーカリーの活用方法は、使っても「こね機能」と「一次発酵」まで。

その先の機能は、ほとんど使ったことがないのですが、ポン太郎さまからお知らせいただいた情報からわかる範囲の改善策の回答をお送りさせていただきました。

すると、Instagramからとても丁寧なお礼のメッセージが届きました。

ポン太郎さまは、以前童話作家を目指されていたそうです!

お名前の謎が解けました!

さて、ポン太郎さまのInstagramの投稿をみてみると、かわいらしい音楽とともに楽しそうにホームベーカリーでパン作りをする様子がリール(動画)でアップされていたんですね^^

ホームベーカリーで生地をこねている

粉を計量するところから、こねるところ、焼き上がったパンをポットから取り出すところなど

大切な工程の一部始終の動画を全部をみることができたので

改善できそうなポイントがさらにいくつかみつかりました!

ポン太郎さまのおっしゃる「食パンの頭が凹む」の意味も、文章だけでは原因がイメージしにくかったのですが、動画をみるとよくわかりました^^

やわらかい大型のパンでよくある、少し冷めると表面がしわしわになって、少しペコリと凹む状態です。

やわらかい食パンは、しっかりした食パンに比べると骨格が弱いですね。

また、焼色が薄くしわができるということは、おそらく食パンの中に水分が多く残っている状態。

オーブン(ホームベーカリー)で焼成中は、熱膨張で生地がふくらむのですが、取り出したときには熱膨張がなくなるので、しぼみますね。

それが、そのまま生地の表面に現れて、凹みにつながります。

ということで、改善策は3つ。

  1. もうちょっとしっかり焼く
  2. ドンっと台の上でショックを与えてからポットから取り出す
  3. 焼き上がったら、なるべく素早くポットから取り出す

これでも、うまくいかなかったときには、こねあげ温度や他にも原因がある可能性がありますね。

では、ひとつずつ対策を見てみましょう♪

【1】もうちょっとしっかり焼く

窯伸びした角食パン

食パンの食感は変わってしまいますが、焼き時間を長くすることや焼成温度を上げることで骨格がしっかりするので凹みにくくなります^^

【2】ドンっと台の上でショックを与えてからポットから取り出す

食パンを型から取り出す様子

台の上でショックを与えることで、熱膨張した空気と外の冷たい空気が一部入れ替わるので、冷めたときに生地が凹みにくくなりますよ。

また、型離れもよくなります。

ショックを与えて型から取り出すことは、型に入れて焼いたパンの基本です^^

ホームベーカリーでの基本かどうかはわからないのですが、理論からすればホームベーカリーでも同じようにショックを与えると形が崩れにくくなるはずですね。

【3】なるべく素早くポット(型)から取り出す

型か取り出した食パン

やわらかいパンは、なるべく高速で素早くポットから取り出したほうがいいですね。

ポットの中に入れたままの状態で長く放置すると、生地の内部は熱膨張した空気でいっぱいです。

でも、ホームベーカリーの本体から取り出したポットの中のパン生地の熱膨張した空気は、温度が一気に下がっていきます。

少しでも早くショックを与えて、凹まない対策をしてポットから取り出すと冷めても安定した形になりますよ!

パン教室FUKURAの絵本コーナー

ぜひ、ポン太郎さまもみなさんもおうちパン作りのヒントにしていただけたらなと思います^^

今回はホームベーカリーでのお話でしたが、オーブンで焼いた食パンでも同じようなことが起こります。

関連ブログもこちらにご紹介させていただきますので、ご参考にしてみてくださいね。

食パンが冷めるとへこむ腰折れの原因と対策

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