ずっと楽しみにしていた「毒展」へ行ってきました♪

自然なもの。

なるべく天然のもの。

それが体にやさしく、安全だと思っている人は

ぜひ、”毒展”へ足を運んでいただきたい。

毒展(大阪市立自然史博物館 in長居公園)

こんにちは♪

パン教室FUKURAの金谷利香です。

パン教室をはじめたい方やパン作りを基礎から学びたい方を「パン作り×web集客×デザイン」の3つの方向から応援しております。

パン教室FUKURAの金谷利香です^^

大阪の長居駅に降りたのは、15年ぶりぐらいかしら。

久しぶりの長居公園は、なんだかとっても素敵スポットになっていました。

最近、公園カフェ増えてますね^^

長居公園にもオシャレなカフェやオーガニックのお店とテラス。

お休みの日、ここへピクニックへ来ても十分満喫できそうな広い広場と大きな空。

心地よくパラパラといる人。

15年振りに来た長居公園はおしゃれカフェがたくさん

今日の目的地は、長居公園の中にある大阪市立自然史博物館です♪

2023年3月18日~5月28日まで開催されている「毒展」へ行ってきました^^

今日は、声優の中村悠一さんの音声ガイドと共に展示をじっくり見てきました。

「毒」という言葉は、まるで悪役のように深~い謎を秘めていて

どこかドキドキワクワク興味がそそられます♪

今回の毒展のキャッチコピーは、

コノセカイハ、ドクダラケ。

この世界にはいろんなところに毒があって

なんとなくどこか遠くのおはなしな気がするかもしれないのですが、

私達のすぐそばにもさまざまな「毒」が潜んでいるのです。

じゃがいもに潜む毒

わかりやすいもので言うと、「じゃがいもの芽」ですね。

じゃがいもの芽と根元には天然毒素の「ソラニン」と「チャコニン」が含まれているんですね。

ソラニンとチャコニンだなんて、めっちゃかわいい名前ですが「毒」です。

緑色になったじゃがいもの皮にも同じ物質がたくさん含まれています。

それらの部分をしっかり根こそぎ取り除けば、食べることはできるけれど

知らずに食べてしまうと、量によっては死に至る場合もあるんですね。

小さなおこさんがいらっしゃる方は特に注意してくださいね。

山菜のワラビも、天然毒素「プタキロサイド」が含まれているので、絶対にアク抜きが必要です。

安全なキノコと毒キノコの展示(毒展)

きのこなんて、ほとんどの種類が食べていいものかどうかが未だわかっていないそう!笑

少し前まで安全と言われていたきのこが、実は毒が含まれていたということがわかって「毒きのこ」になったものもあるのだそう!

もし後々、実は「えのき」に毒が含まれていた!なんて言われたら

私もうお陀仏ですけれど。笑

さすがに「えのき」だったら諦めもつきますが、すでに解明されているのに「知らなかった!」って、なんだか嫌ですね。

特に、食を扱うお仕事をしている私は、知らないといけないことがたくさんありました。

知っていることもありましたが、知らないこともたくさんありました。

パン作りの成形をまじめに取り組む生徒さんたち(パンと発酵菓子の先生講座letter)

私は、パン教室を起業するまで、「食」に関わるお仕事を一度もやったことがなかったんですね。

けれども、「食べ物」って人の体の中に直接入って作用するものなので、知らないと危険なことってたくさんあるんじゃないかと当時思ったのを思い出します。

なので、パン教室をはじめる前にちゃんと栄養学、食品衛生学について学んでおこうと、管理栄養士さんの元でしっかりとお勉強をしました。

いちじくの実と断面

そのときに先生がおっしゃっていたことで、とっても印象に残っている言葉があるので、ご紹介しますね。

食べ物の中には「まだ解明されていない未知の成分」がたーーくさん含まれているんですよ。

だから、サプリメントではなく野菜やお魚から直接栄養を取ることにメリットがあるんです。

だけど、それとともにひとつのものを食べ過ぎると危険性もあります。

未知の成分が人にとって良い働きをすることもあるし、悪い働きをする場合もあります。

だからこそ、同じ食べ物を毎日毎日たくさん食べ続けることはとても危険なんです。

どんなに体にいい食べ物でも、そればっかりにならないように気をつけようと。

100%安全とは言い切れないしそこまでの根拠もない。

常にどんなものにも「未知の成分」が含まれていて、良いも悪いもどちらに転ぶかはわからない。

だからこそ、「偏らないこと」が何より大切なのだという考え。

それが自分の中には、ストンと腑に落ちました^^

ぶどうの木(自然の風景)

最近は、「天然のもの、自然のもの=体にやさしい、安全」と思われがちだけれど、私はどこか疑っている部分が常にあります。

今回「毒展」でも、同じようなこと言ってましたね。

毒と薬は表裏一体で、どんなに体に良いものであったとしても量を間違えれば「毒」になってしまう。

量を間違えなければ「薬」になる。

「量」はとても大切!

パラゴムノキの標本

改めて思ったことは、自然のものって本気で危険で怖いものが多い!

人工のものより遥かにコワイ。

天然のもの、自然のもの、無添加=体にやさしい&安全 では絶対にないよな。と。

自然、天然、無添加って、どうしてこんなに体にやさしく感じてしまうのだろうか。。。と、言葉の不思議を感じた時間。

本来、自然界に安全なものなんてほとんどなくて

ご先祖様がひとつひとつ身をもって安全に食べられる方法を編み出してくれたからこそ

その知恵の恩恵を私たちは受けているのですね。

FUKURAのかわいい生徒さんたち

食材の下処理、めっちゃくちゃ大切です。

日々、おいしいお食事をいただけていること、すべてに感謝です♥

大変見応えのある「毒展」でした。

未熟なウメの果実にはアミグダリンという自然毒が含まれている。

ウメやライチなどの未熟な果実に含まれる自然毒の秘密。

柿の種のまわりがちゅるちゅるしたゼリー状になっている秘密。

(ゼリーで覆われていると動物の胃で消化されず糞と一緒に種がそのままでてくるため子孫繁栄につながる。)

うなぎのお刺身はどうしてあまりみかけないのかの秘密。

(うなぎは、血液や粘液に毒が含まれているけれど、熱に弱いため焼けば安全に食べられる。)

その他あれこれ。

本当に勉強になりました!

毒展(大阪市立自然史博物館 in長居公園)

想像しているよりもずっとおもしろかった「毒展」♥

「食」に関わるお仕事をしている方はぜひとも!

そうでない方もどんな人にもぜひ行ってみてほしい。と思います^^

2023年5月28日(日)まで開催しています♪

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