こんにちは♪
大阪市東淀川区のパン教室FUKURAの金谷利香です。
今日は、パンにまつわる小さな雑学をお届けします^^
パンの袋を留めるプラスチックでできた不思議な形のコレ♪
みなさんふだんよく見かけると思います!
この留め具、何て言う名前かご存知ですか?
これの正式名称は「バッグ・クロージャー」と言います。
パイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウと並んでそうな海賊っぽいイケてる名前ですね。
このバッグ・クロージャーは、アメリカにあるクイックロック社の創業者フロイド・パクストンが発明した製品なのだそう^^
1952年にりんごの生産者から、「りんごを詰めた袋の口を留めるいいものはないかい?」と依頼を受けたことから、バッグ・クロージャーは生まれました。
そう。
実は、もともとはパン用に開発された留め具ではなく、りんごの袋を留めるためのものだったのですね。
日本には1983年にやってきて、埼玉県川口市に唯一ある「クイック・ロック・ジャパン」でのみ製造されているんです。
年間製造数は約26億個!特許も取得済みです。
それはそうと、どうしてバッグ・クロージャーはこんなに不思議な形をしているのでしょうか?
クイック・ロック・ジャパンの担当者さんのご回答は。。。
バッグ・クロージャーは、4000個が巻き尺のように横につながっているんですね。
それを自動結束機用コンベアという機械にセットし、自動で袋の口を留めていくそう。
そこで、プチプチとひとつずつばらしたときに一番ゴミが出ないように工夫したらこんな形になったんだそう!
結束機は手動のものや半自動のものもあって、それによってバッグ・クロージャーの形も微妙に違うんですって♪
色も、白以外にもよく見かけるのは水色、赤や緑などいろんな色があります♪
クイック・ロック・ジャパンに掲載されているバッグ・クロージャーの商品説明をみてみると、すごくおもしろいものが見つかりました♡
クイック・ロック・ジャパンさまから下記の画像を引用させていただきました。
なんと、バッグ・クロージャーの切り抜かれた方の形をみると「まるでりんご♪」
バッグ・クロージャーが発明されるきっかけとなった”あのりんご”をイメージしているのかなと思ってしまう粋な計らい♪
かわいすぎる♡♡♡
バッグ・クロージャーの正しい開け方と閉じ方のお写真も公開されていましたので、こちらもクイック・ロック・ジャパンさまから引用させていただきました^^
昭和レトロなチラシ風のこのお写真めっちゃ好きです。笑
【開け方】 【閉じ方】 |
正しい使い方のポイントは、袋をねじねじすることですね。
このなんだか不思議な形のパンの袋の留め具の歴史や意味、秘密を知ってみると、なんておもしろいんだろう。
バッグ・クロージャーは、私が子供だったころからずっと使われていたけれど、今まで全然気にしたことがなかったです。
こういうふだん目にしているものの背景を知ると、なんだか豊かな気持ちになりますね^^
今日は、そんなブログでした。
では、また明日~♪
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