こんにちは♪

大阪市のパン教室FUKURAの金谷利香です。

先日のレッスンで生徒さんにこんなことをお伝えしました^^

「FUKURAのレシピは、3時間以内にパンが焼き上がる一番ベストな量のイーストを使用していますので、もしイーストを減らしたい場合は、発酵時間が長くなるけれど減らしてもいいですよ♪」とおはなしをしました。

そうすると、生徒さんから「イーストは減らしたほうがいいんですか?」と。

おぉ!そうですよね。

そうなりますよね。

なんだかイーストが悪者みたいな言い方をしてしまいましたが、全然そうではないんです。

小麦粉比較

もともとイーストのにおいに敏感な一部の生徒さんはイーストをなるべく減らしたい。とおっしゃいます。

イーストのにおいは気にならない人もいれば、むしろ好きという人もいます^^人それぞれ♪

また、イーストを減らしてゆっくり発酵させるとパンがおいしくなるというのもあります♪

FUKURAのレシピはレッスン時間内に一番よい状態で焼き上げるためにレシピを調整していて、一部のレシピではどうしても若干イーストの量が増えてしまうことがあるんですね。

そんなときに「おうちではイースト減らしてもいいよ~♪」と生徒さんにご案内しています。

でも、今回ご質問してくださった生徒さんはイーストが特別苦手でもなかったので、このようなご質問になりました。

グルテンの繊維

では、「イーストは体に悪いものなの?」と聞かれると、「そうではないよ。」とお答えします^^

イーストは、自然界にあるたくさんの酵母から、パン作りにおいて一番よく働いてくれるエリート酵母を培養したものなので、もともと自然由来の酵母菌なのですね。

安心して使ってほしいなと思います♡

なので、白神こだま酵母やホシノ酵母、果物からおこす自家製酵母のほうが体によくて健康的なのかといわれると、私は全然そんなことないと思います。と迷わず答えます。

特に果物などからおこす自家製酵母は、オーガニックでない場合たいてい農薬も付いていますし、いくらきれいに洗ってもとれるものでもありませんし^^(自家製酵母のメリットは、健康という部分ではないところにたくさんあるんですよ♪)

発酵過程のパン生地の状態

そこで、イーストとすごく間違えられやすい「イーストフード」がいます。

紛らわしい名前なので、パンのことをあまり知らない方はイーストとイーストフードは同じものだと勘違いされることがあるのですが、このふたつは全くの別物です。

イーストフードはちょっと厄介者。あまり食べないほうがいい食品添加物だと言われています。

「イーストフード」という名前のとおり、イーストの餌(えさ)です。

イーストの栄養源となる塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、グルコン酸カリウムなど、18種類の食品添加物を総称して「イーストフード」と表示されます。

このイーストフードをイーストが食べると、発酵が促進され、ふっくらふんわりとかる~くボリューミーに焼き上げることができるのです。

大量生産の日本の袋パンには、このイーストフードの使用が結構カギになっているのですね。

最近ではイーストフード不使用も増えてきましたが、まだまだ日本の袋パンでは多く使われています。

EU加盟国ではほとんどの国が1997年にイーストフードの使用を廃止しているんです。

やっぱりヨーロッパの方は早いですね。

日本は厚生労働省の行政指導でイーストフードの使用自粛を求めている状態なのですが、禁止はされていないのでまだふつうにお店でも見かけます。

市販の袋パンでは、成分表をみると「イーストフード」と書かれているものが多くあります。

今度スーパーでいくつかパンの袋の裏側を見てみてくださいね。結構はいっていますよ~。

袋パンはおいしいんだけどね。食べ過ぎはあまりよくないかもしれません^^

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ということで、まとめ♪

・【大事】イーストとイーストフードは全くの別物!

・イースト → 自然由来の酵母菌なので安心して使ってOK♪

・イーストフード → なるべく食べる機会を減らしたほうがいい食品添加物!

 

市販のパンを食べるより、おうちで手作りのパンを作って食べたほうが、いらないものが体に入らないので、とても健康的♡♡♡

パン作りの材料って、おどろくほどシンプルなんですよ^^

おうちパン作りめっちゃおすすめです。

イーストの関連記事はこちらをご覧くださいね。

イーストって何?パンがふくらむ仕組み

 

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