こんにちは♪

大阪市東淀川区のパン教室FUKURAの金谷利香です^^

今朝、玄関の扉を開けると外の空気が少しひんやり涼しかったです。

最近は36度超えが続いていたので、もやっとするだろうと思いつつの「涼しい♡」は、何とも言えないうれしさですね。

もう8月も中旬。夏の終わりが見えてきたような気がします。

 

今日は、この前生徒さんからいただいたご質問「パン作りで使えるおすすめの手袋」をテーマにおはなしいたします^^

パン作りにオススメなのはどれ?ニトリルゴム手袋・ポリエチレン手袋・無印良品の天然ゴム手袋

 

【もくじ】

パン作りにおすすめの手袋選びのポイント♪

├ 1.食品衛生法適合ってなぁに?

├ 2.粉ありと粉なしの違いってなんだろう?

├ 3.青色ゴム手袋を選ぶメリットって?

パン作り用途別ゴム手袋の素材選びポイント♪

├ 1.アレルギーが心配ならフィットするニトリル手袋

├ 2.コスト重視ならフィットする天然ゴム手袋

├ 3.こまめに使い捨てならコスパ最高ポリエチレン手袋

【番外編】無印良品の天然ゴム手袋

 

生徒さんから「手をケガしてしまいました;;パン作りで使えるおすすめのビニール手袋があれば教えてください!」と、LINEが届きました。

あらまぁ!大変!!

手のケガだったり、あかぎれだったり、手のトラブルは普段気をつけていても起こってしまうことがありますね。

ウールロールパンの成形

私も乾燥する冬の季節に油断してお手入れを怠ると、すぐに指が切れてしまいます。

でも、パンのレッスンで指が切れてしまうと、衛生的にもよくないですよね。

もしもの時のために、パン作りに使いやすいビニール手袋やゴム手袋を常備しておくことは大切かもしれません^^

デニッシュのいちごのデコレーション風景

私はレッスン以外で洗い物をするときは、必ず手袋をして普段から手荒れしないように気をつけています。

でも、一度だけゴム手袋をしていたせいで手が荒れてしまったことがありました;;

手が荒れないようにといつもどおりゴム手袋をして洗い物をしていました。
使い捨てではなかったので、使い終わったら吊って干して2週間ほど使っていたある日。

なんだか片方の手の指の間が荒れてボロボロに!
んーー。なんだろう。。。

原因わからず。。。

その後もいつも通りに手袋をして洗い物をしていましたが、あまりにもひどく治らなかったので、いろいろと原因と思うものを調べていきました。

最終的に辿り着いたのが、そのときに使っていたゴム手袋!

なーーんと。
ゴム手袋の中にカビが生えているではありませんかー!最悪です!!

湿度の高い夏に、洗い物をしていて袖口から水が入ったんでしょうね。
片方だけそんなことになっていました!!

そのゴム手袋は、内側が手荒れしない布素材になっていて、それが逆に仇になってしまったみたいです;;

それから、私は使い捨てのビニール手袋か、内側が布製になっていないものを選ぶようになりました。

使い捨てではない場合は、定期的に手袋の中の状態も確認してから使うクセがつきました。

さて、今日のテーマ「パン作りに使える手袋」♪

今からたくさん語りますよー^^

 

1.パン作りにおすすめの手袋選びのポイント♪

まずは、食品系に使うなら、下記のものを選ぶのが理想です^^

・食品衛生法適合

・粉なし

・できれば青色(※贈り物を作る時は特に)

 

【1】食品衛生法適合ってなぁに?

ポリエチレン手袋(食品衛生法適合)

パン作りに使う場合は、必ず食品衛生法適合と書かれているものを使ってくださいね。

これは、食品に使ってもOKの表示です♪

この表示は、食品衛生法に基づいた厚生労働省の告知で、「食品・添加物 等の規格基準(厚生労働省告知第370号)」に適合した製品であることの証明です^^

食品を扱うときに選ぶ際の一番の基準として、まずはここは絶対に外してはいけないところです!

食品衛生法適合と表示されていないものを食品に使うと、すぐに何かが起こるわけではないのですが、発ガン性物質が溶け出したりする可能性があるなど、口にするととても危険です。

 

【2】粉ありと粉なしの違いってなんだろう?

食品衛生法適合(粉なし)のニトリル手袋(Sサイズ100枚入り・白)の商品パッケージ

ゴム手袋の種類には、「粉あり」と「粉なし」の2種類があります^^

この粉、実はとうもろこしが原料のコーンスターチなのですよ。

食品用に使っても問題はありません。

ゴム素材なので、箱や袋の中でもくっついていることがありますよね。

手にはめるときも、急いでるときほどサッとはめられない!笑

あるあるです。

粉があることで、手袋がくっつきにくく手にはめやすいなどのメリットがあるのです。

まれにコーンスターチの粉があることで、手が乾燥しやすくなり、手が荒れる原因となる場合があるので、少しはめにくいぐらいだったら、なくていい成分はない方がいいな。という私の好み。

粉なしでも十分だと思ったりしています^^

 

【3】おしゃれじゃない青色手袋のメリットは?

パン作りには青色のゴム手袋がいい理由

オシャレじゃないですね!青色のゴム手袋。笑

なんだか、いかにも「衛生対策です感」がすごい青色のゴム手袋。

でも、これは販売や贈り物で食品を扱う時にはとても大切な色なんですよ。

実は、食品って自然に「青色」のものってあまりないのですね。

白っぽかったり茶色っぽかったり、赤や緑、黄色がほとんど!

紫は時々見かけるけれど、青色の食べ物ってパッと思い出せないぐらいに少ない。

ということは、万が一手袋がちぎれて食品の中に混入してしまったとしても、すぐに気付くことができるメリットがあるのです♡

これ、すごく大切ですよね。

ゴム手袋入りのパンとか異物混入で大変なことになります!

なので、食品を扱う場所では「青色の手袋」がよく使われているんです。

パン作りでも、もし選べるのであれば「青色」を選ぶのは本来であればベストなんです^^

ただ、レシピ動画撮影などでは白がスッキリしていて見た印象はステキなので、私は今は白のニトリル手袋を教室に常備しています。

用途に合わせて色選びしてみてくださいね。

 

2.パン作り用途別ゴム手袋の素材選びのポイント♪

ニトリルゴム手袋とポリエチレン手袋のパッケージ

次に、ゴム手袋の素材の選び方ポイントは、こちらです^^

アレルギーが心配ならフィットするニトリル手袋

コスト重視ならフィットする天然ゴム手袋

こまめに使い捨てならコスパ最高のポリエチレン手袋

【番外編】洗い物には無印良品の天然ゴム手袋

 

【1】私も愛用ニトリル手袋♪アレルギー対策にも!

ニトリルゴム手袋(極うす手・粉なし)とパッケージ。(平置き)

箱が上手に開けられなくて。笑

ボロボロになってしまってごめんなさい。。。

私がパン作りで一番愛用しているのが、手にフィットするタイプのニトリル手袋♪

ニトリル手袋は、天然ゴムがダメな方にとってもおすすめ^^

天然ゴムの中には、ラテックスタンパク質が含まれているんですね。

それが、皮膚に接触することで、赤くなったり湿疹がでたりします。

ひどい場合には、まれにアナフィラキシーショックが起こる場合もあって血圧低下や意識障害が引き起こされることもあります。

結構怖い!

その点、ニトリル手袋はラテックスアレルギーの心配がなくて安心

ニトリルは合成ゴムです。

一見、天然自然の成分って体に優しいような気がするのですが、実際はそうとは言えないことが多いと思っています。

自然界を見渡すと、天然が安全だなんて錯覚だし、幻想だと思うことよくあります。

毒を持っている植物やきのこも多いし、麻酔も自然の成分ですから。

天然自然の成分が一番怖いやん!と思うこと結構あります。

あっ!話がそれました。

しかも、天然ゴムよりも丈夫!

引っ張りにも突き刺しにも強い!

デメリットとして、ニトリル手袋は、天然ゴムに比べて少し高価で、素材が固め

長時間使うと手が疲れやすいとも言われています。

私の場合はそこまで長時間つけっぱなしではないので、あまり疲れる実感はないです^^

1日中つけて作業をしていたら疲れるのかもしれません。

ニトリル手袋Sサイズ白(粉なし)を手にはめてパンを持っています

手にフィットしてくれるタイプは、パン作りなど細かい系の作業をするときにすごく使いやすいです。

パン作りの場合には、こねやすい生地であれば、手ごねもできます♪

サイズ選び、ぶかぶかはめちゃくちゃ使いにくくなるので、ピッタリサイズがおすすめ。

妹に手袋をつけてもらったのですが、元々手が細い子なのでSサイズでもこのようにぶかぶか。

特に細かい作業をする予定であれば、きつくない程度の小さめを選ぶのも良しですよ。

パン作り全般なら絶対にこのタイプの使い捨て手袋がおすすめです!

ドラッグストアやホームセンターで購入できますよ。

最近は100均でも見かけるようになりました^^

 

【2】コスト重視なら同じタイプの天然ゴムがベスト♪

ニトリル手袋Sサイズ白(粉なし)を手にはめてみました

ニトリル手袋でご紹介しているフィットするタイプの手袋は、天然ゴムverもあります。

だいたい、横並びで置いていることが多いのですぐわかると思います♪

アレルギーがない方は、同じ形のもので素材違いの天然ゴムを選ぶとコストが下げられますよ^^

 

【3】こまめに使い捨てならコスパ最高ポリエチレン手袋

ポリエチレン手袋とパッケージ(平置き)

ポリエチレン手袋はこまめに使い捨てしたいときにとてもいいです♪

私もクリームチーズをパン生地に入れたい時やデコレーションのイチゴを乗せる時、お料理でお魚やお肉をさわる時なんかにパパッと使ってポイッと捨てる感じでよく使っています。

お掃除にも使えます!

百均のポリエチレン手袋(Mサイズ)をはめてみました。ぶかぶかです。

お写真のポリエチレン手袋は100均で120枚入り!コスパ最高♡

食品衛生法適合の商品もたくさん出ているので、ちょっと使いたいときには本当に重宝しますね。

大容量なので思い切り使えます♪

ちなみにニトリル手袋は100均で8~10枚入り

ニトリルはポリエチレンの10倍以上もするので、用途に合わせて使い分けが一番いいです^^

百均のポリエチレン手袋(Mサイズ)をはめてみました。

ただ、ポリエチレンの手袋の欠点は、強度が弱いことと基本ぶかぶかサイズなので、細かい作業はやりにくいし、パン生地をこねるのも最高にやりにくい。

パン作りが癒やしどころか超ストレスになりますので、お気をつけて。笑

 

【番外編】洗い物には無印良品の天然ゴム手袋

無印良品の天然ゴム手袋。袖が長くて洗い物に最適

無印良品の天然ゴム手袋6枚入り(M)です。

これは、食器洗い手袋として私がおうちで愛用しているものです^^

袖が長いこと、素材がとても柔らかいのにしっかり丈夫♪

キッチンに自然に馴染むキナリ色

ミートソースでも着色しにくい

内側が布ではない。(※過去の教訓)

1回の使い捨てではないのでエコ。

洗い物のときは、絶対にこの手袋です。

いろんな手袋を使ってみましたが、やっぱりここに戻ってきます

ゴワゴワ感が全然なくて、とにかく使いやすいストレスフリーです。

無印良品の天然ゴム手袋をはめてみました

使い捨てではない手袋は、右手と左手が決まっているものが多いのですが、これはどちらでも使える仕様。6枚入りなので、傷んだ1枚だけを新しいものに取り替えることもできます。

ストックに置いておくにも、無印の茶色いクラフト紙がかわいくて、なんだかいい感じ。

食品衛生法適合ではないので、お掃除や洗い物にめっちゃおすすめです♪

 

まとめ

パン作りの小麦粉とバター

手をケガした時や切れてしまったとき、そうでないときにもとっても助かるキッチンアイテム「ゴム手袋」♪

ゴム手袋ひとつにしても、いろんな種類があって、用途に合わせて使い分けをすると、それぞれの素材のいいところが発揮できるのだな。と感じます^^

天然ゴムが苦手な方でも、内側にコットンの手袋を重ねると少し軽減されることもあります。

ゴム手袋コーナーにはだいたいコットンの内側手袋が売っていますので、天然ゴムの手袋が使ってみたいけれど、アレルギーが気になるときには試してみてください^^

これから乾燥していく冬に向けて、手のお手入れも大切ですね。

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パン作りのあとに♪愛用の最強ハンドクリーム

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