おうちパン作りをはじめて、少し慣れてくるとめちゃくちゃほしくなるのが「発酵器」♪

オーブンの発酵機能でも十分だけど、ニ次発酵の時の予熱のタイミングを考えるのが面倒になったり、小さな手間がなくなる「発酵器」は、あればあるに越したことはない^^

発酵器のあるパン作りは、みなさんが思っているよりもとってもとっても快適です♥

今日は、これから発酵器をゲットしようと思われている方に、発酵器を選ぶポイントを【目的用途別】に比較してご紹介しようと思います♪

大正電器の発酵器の中で一次発酵をしているパン生地の様子

こんにちは♪

パン教室FUKURAの金谷利香です。

パン教室をはじめたい方やパン作りを基礎から学びたい方を「パン作り×web集客×デザイン」の3つの方向から応援しております。

パン教室FUKURAの金谷利香です^^

パンの発酵器といえば、「大正電機」か「日本ニーダー」の2択になることが多いと思います^^

私が1台目の発酵器をゲットしたタイミングは、「パン教室をはじめるぞ!」と教室をスタートすることを決めた時♪

正確には、お祝いにいただいたので購入はしていないのですが、ちゃっかりメーカーは指定しました。笑

教室で使っている発酵器は「大正電機」の(sk-15)という型のものです。

その後、おうちでもパンの試作ができるように「日本ニーダー」の洗えてたためる発酵器(PF-102)を購入しました♪

では、2社の特徴を見てみましょう^^

まずは、大正電機の発酵器の特徴です♪

大正電機の発酵器sk-15

■大正電機(sk-15)

  • 4段なので天板が4枚入る
  • 大きな天板もファスナーなので問題なく入る
  • 発酵時間最大60分・温度28度~41度
  • 縦長デザイン
  • レトロ感満載のビニールカバー♥

次は、日本ニーダーの洗ってたためる発酵器の特徴です♪

日本ニーダーの発酵器(PF-102)

■日本ニーダー(PF-102)

  • 2段なので天板は2枚入る
  • 折りたたむことができるので収納や持ち運びが便利
  • 発酵時間が最大24時間・温度20度~45度
  • 横長デザイン

この2社の発酵器を実際に使ってみた【私の感想と購入する時のポイント】をご紹介しますね。

【ポイント1】発酵器の棚の数

大正電機の発酵器sk-15

FUKURAのパン教室では4人レッスンが基本となっているので、4段天板が入る!ということで、教室で使う発酵器の選択肢は「大正電機」一択でした^^

なので、将来パン教室をはじめようと思われている方は、最大何人でレッスンするかで発酵器を選ぶひとつの目安にするといいと思います♪

ですが、日本ニーダーの発酵器も「オーブンの発酵機能と合わせれば1台あればなんとか4人レッスンも」できますね。

【ポイント2】発酵のタイマー時間

日本ニーダーの発酵器(PF-102)

次にポイントとなるのは発酵時間と発酵温度です♪

2~3時間ぐらいの短時間でパン作りをされる予定の方は、「大正電機」の発酵器で十分です^^

でも、微量イーストや天然酵母など、発酵時間が5時間や10時間など長時間かかるパン作りをされる方は、「日本ニーダー」が絶対に便利です。

自家製いちご酵母

大正電機の発酵器の場合は、最大60分しかタイマーが設定できないので、寒い季節の夜中に発酵させたいときには使えないですね;;

一時間おきにタイマーをセットしないといけなくなるので眠れません。涙

その点、日本ニーダーの発酵器は、最大24時間のタイマー設定ができるので、寝ている間も温度を管理し続けることができるため魅力大きいです♥

ただし、旧型は最大12時間なので購入のときに間違えないように!

間違えても12時間あれば十分ですが♪

【ポイント3】発酵できる温度の範囲

大正電機の発酵器sk-15

次に発酵温度帯です。(↑ボタン押しすぎてボロボロ!)

大正電機は28度~41度。

日本ニーダーは20度~45度。

これも日本ニーダーが使いやすいですね。

大正電機は「パン作り」に特化したイメージの温度帯です^^

28度あればバターを溶かさずにやわらかくしたりすることもできるので、この温度をちゃんと被せてるのはなかなか良いポイントです。

日本ニーダーは、自家製酵母の液種作りにも使えるように20度からの設定ができるのが魅力♪

自家製いちご酵母液作りレッスン

45度まで上げられるということは、ヨーグルトも作って増やすことができますし、麹造りもできちゃいます^^

ヨーグルトの増やし方はこちら↓のブログをご覧くださいね。

ヨーグルトの増やし方♪

発酵生活を楽しみたい方は、「日本ニーダー」一択かもしれませんね♥

【ポイント4】収納スペース・折りたたみの必要性

日本ニーダーの発酵器(PF-102)

次は収納スペース!

これも「日本ニーダー」の洗えてたためる発酵器の”折りたためる”が素敵な感じがしますね。

発酵器を購入するときにみなさんおっしゃるのは、「発酵器置く場所がない~!」です。

そうなんです。

結構サイズ大きいです発酵器。

そして、どちらもたいしてお洒落なインテリアではないのですよ~。

特に大正電機はレトロ感あふれています。これが魅力でもあるのですが♥

日本ニーダーさん、いいところに目を付けられたなぁ。と思いました^^

けれどもどっこいです。

実際に購入した人たちの声を聞くと、折りたたんだこと一度もない方が多いのです。

折りたためることが魅力のひとつとして選んだけれど、折りたたむとパンを作らなくなっちゃう

毎回折りたたむのがめちゃめちゃ面倒!などの理由で、ほとんどの方が折りたたまないのですね。

そんな私も一度折りたたんでみたら、二度目キレイに組み立てることができなくて、ほんの少し扉が歪んだ状態で使っています。

日本ニーダーさんの動画のようにテキパキと組み立てられない。笑

出張パン教室をした時ですら、折りたたまずに車に乗せて移動しました^^

なので、購入する時のきっかけポイントにはなりますが、実際には折りたたまない可能性が高いだろう程度で考えるのがよさそう!というのが、私の考えです♪

【ポイント5】縦長デザイン・横長デザイン

大正電器の発酵器の中で一次発酵をしているパン生地の様子

次に形ですね。

大正電機は縦長デザイン♪

日本ニーダーは横長デザイン♪

置けるスペースの形で選ぶのが妥当です^^

【ポイント6】扉の融通性

大正電機の発酵器sk-15のビニールカバー

最後に扉です^^

実は、私がパン教室で「大正電機」を愛用している理由は、扉がビニールファスナー式だからというのもあります♥

とてもチープな作り!なのですが、これが融通がきくのです♪

FUKURAのパン教室で使っている電気オーブンは「ミーレ」というメーカーのもので、一般家庭のビストロや石窯ドームの天板よりもひとまわり大きいのですね。

日本ニーダーの発酵器にはミーレの天板は入らないのですが、大正電機の発酵器には入っちゃうのです♪

これは、扉がビニールという最大の利点♥

固い扉だったら入らない。

ビニールのカバーは、消耗品として買い替えもできるので、ボロボロになったら新しいものに取り替えると、一気に新品のように生まれ変わります^^

私も10年目で一度新しいものに買い替えました。

発酵器選びのまとめ

発酵器をみる生徒さん♪

では、最後にまとめです^^

■大正電機の発酵器(sk-15)がおすすめな人

  • 4枚天板を入れたい
  • 発酵器1台で4人分発酵させたい
  • 3時間ほどで完成するイーストのパン作り
  • 天然酵母や麹造りをする予定がない
  • 置けるスペースが縦長
  • ミーレなど大きめの天板のオーブンを使っている

■日本ニーダーの発酵器(PF-102)がおすすめな人

  • 天板2枚入れば問題ない
  • 天然酵母や麹造りをする予定がある
  • 発酵生活がしたい
  • 置けるスペースが横長

発酵器のあるパン作りの毎日の暮らしは、本当に快適です^^

少し奮発するお買い物になるかも知れませんが、使えば元は十分以上にとれます♪

もし、発酵器の購入で迷われている方の参考になればなと思います♥

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